私たちの命 心を焼き尽くす武器よりも春の陽だまり
- 2016/08/04
- 08:43

この世界のどこかで今もまた
大切な「命」が失われてる
生まれる「命」もあるけれど
悲しいニュースが多すぎる。
この世界に存在している様々な人々
僕たちは大人になるうちに世の中に失望したり傷つけられて
自分の隣にいるのは、自分と同じ傷つく心を持った「人間」といういきものであるということ
忘れていってしまっているのかな・・。
漫画や物語のように人の心は黒白分けられるものじゃない。
人間は皆グレーのグラデーションの集まりで
苦手な部分も得意な部分も優しい部分も持っている。
怒りと悲しみは表裏一体。
皆怒りの裏に悲しみや寂しさを持っているから。
だから深い悲しみと絶望が打ちひさがれる心に私達や誰かが気が付かないとそれはきっと
深い孤独を生んで誰かを傷つける争いになってしまうのだと思う。
本当に本当に大切なことは誰かと戦うことなんかではないよ。
それぞれの寂しさを受け入れて抱きしめて
気持ちを汲み取って言葉で解決していくことだよ。
でないと永遠に悲しみの連鎖を繰り返すと思う。
恨み、怒り、傷跡、人間の心には難しいことは山ほどあるけれど
皆それぞれ傷つけられた記憶をもっているんだよね。
武器が溢れる世界ではなく陽だまりの花が咲くような世の中になればいいのに。
皆が生きれる道を探せたらいいのになぁ。
私たちはみんな尊い命。
誰一人欠けてはならない大切な命
誰も犠牲になんかなってはならないと強く思うよ。
私が何でこんなことを想うかというと
私は私の大切な大切な友人とのある出来事があったから。
その人は昔から凄く優しい人だった。いつも周りの事を気にかけてくれてた。
でも私はその人の心の悲しみや怒りに周りも気付くことがずっとできずに、
その人を独りにしてしまっていたことがあった。多分その時私は自分の事で精いっぱいだったんだと思う。
その人は周りの無理解と差別用語と無自覚な好奇心が溢れるその世の中でずっと独りきりだった。
それがその人の心を壊してしまった。
ある日友は私に対しても自分に対しても言葉の刃を向けた。
私は怖かった。何が起きたのか分からなくて言い返そうとした。
けれどその人をみると深い怒りで体が震えてる半面
瞳からは大粒の涙が流れてた。
悲しみの涙だった。少しづつ話しを聞いて抱きしめた。
その人がどんなに苦しい想いをしてたかその時やっとわかった。
少しずつ手をつなぎ今その友人と私はそれぞれをわかり合おうとしている。
命を亡くす武器なんかこの世界になければいいのに。
核や白く鋭い光は心を焼き尽くす。体を灰にしてしまう。
ただ陽だまりのような優しい光があればいい。
陽だまりはいつだって私たちを優しく包んでくれるから。
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